サンクトペテルブルクの宮殿広場は、北の首都の心臓部であり、世界で最も美しい建築アンサンブルが楽しめる場所のひとつだ。そこは冬の宮殿のファサードと旧参謀本部の建物、そして勝利門をつなぐ二棟の三階建ての建物に囲まれている。広場の中心にはアレクサンドルの円柱がそびえている。東側には親衛隊の総本部の建物がある。
この宮殿広場という名前は、冬の宮殿からとったものだ。冬の宮殿はとてつもなく大きな建物で、9ヘクタールの面積を占め、その中には約1500の部屋がある。宮殿の外観と素晴らしい建築スタイルは、えもいわれぬ感情を呼び起こしてくれる。それは、かつての皇帝のレジデンスに保管されている数々の宝物に勝るとも劣らない美しさだ。この広場には絶対外せない観光スポット、国立エルミタージュ美術館がある。これは世界の中でも最も巨大な美術館のひとつで、世界の芸術家たちの何千という傑作を目にすることができる。