ソチ
南の真珠と呼ばれるソチへようこそ!ソチはサッカーW杯ロシア大会の会場です!


ソチ
南の真珠と呼ばれるソチへようこそ!ソチはサッカーW杯ロシア大会の会場です!
ソチは温かい海と標高の高い雪山のある地方だ。ユニークな気候の特徴のおかげで、ソチはロシアにおけるスポーツの重要な都市になった。
1641年、ソチのことが最初に文書に残された。ソチについて書いたのはトルコの司令官で旅人でもあったエヴリー・チェレビだ。しかし人々がこの場所に集い始めたのは35万から40万年前のことである。ロシアとトルコの戦争の後、19世紀にソチはロシア領となった。

現在、ソチはロシアで最も現代的な都市のひとつだ。
2007年、ソチは2014年冬季オリンピックの会場に選ばれた。この記念すべきイベントに向けて、何百キロという道路、駅、空港、コンサート広場、博物館、何十ものホテルが新設されたり再建設されたりした。
1. ©Sputnik/Mihail Mokrushin/ソチの美術館の建物
2. ©Sputnik/Mihail Mokrushin/聖ミハイル・アルハンゲリ教会
3. ©Sputnik/Mihail Mokrushin/スキーリゾート「ローザ・フトル」のホテルコンプレックス
ソチでは一年中休暇を楽しむことができる。徒歩で山を散策してもいいし、ラフティングを楽しんでもいい。スノーボードは好きですか? もしスノボがしたければ、ヘリで運んでもらい、山の頂上から新雪の上を滑り降りることもできる。

ちなみに、ビーチから山までは1時間で行くことができる。コーカサス山脈の特徴ある地形が、暖気と湿気を帯びた海の空気が外へ逃げないようにふさいでくれている。
©Sputnik/Nina Zotina/山のリゾート「滑り台の山」のロープウェイ。クラースナヤ・ポリャーナ地区の大コーカサス山脈の山麓にある
©Sputnik/Nina Zotina/山のリゾート「滑り台の山」のロープウェイ。クラースナヤ・ポリャーナ地区の大コーカサス山脈の山麓にある
みどころ
ソチはロシアで一番細長い街で、その横幅は145キロおよぶ。世界一細長い街はメキシコにあり、ソチは世界二位だ。

ソチには、古くから信仰の対象だった石の椅子、310ヘクタールにもおよぶ古代からの森、スターリンの別荘、とりわけ現代的なスキーリゾート「ローザ・フトル」ほか、たくさんの名所がある。

特に注目したいのが樹木園だ。ここでは世界中から集められた1800種類もの木を鑑賞することができる。ここには希少価値のある動物や鳥もいる。ロープウェイに乗ってみるなら、樹木園の上部から広がる絵画のような山と海の景色を楽しむことができる。
1. ©Sputnik/Michael Mordasov/ソチの樹木園の中央入り口。この樹木園には1500種以上の木や低木の茂みなどがある
2. ©Sputnik/Michael Mordasov/ソチ樹木園にあるモーリタニアのあずまや
3. ©Sputnik/Nina Zotina/ソチ樹木園にある泉のペリカン
4. ©Sputnik/Nina Zotina/ソチ樹木園の中国風中庭
5. ©Sputnik/Nina Zotina/ソチ樹木園の黒鳥
6. ©Sputnik/Mihail Mokrushin/白いハリネズミ。ソチ樹木園の新しい仲間になった
ソチはオリンピックのおかげで、ロシアにおける重要なスポーツの場になった。ソチの特徴はスタジアムがたくさんあることである。計画・建設の段階から、様々な種類のスポーツに柔軟に対応できるよう準備されてきた。ホッケーからカーリング、F1レース「フォーミラ1」まで、あらゆる種類のスポーツの大会が開かれている。
©Sputnik/Nina Zotina/「フィシト」スタジアム
©Sputnik/Nina Zotina/「フィシト」スタジアム
スタジアム「フィシト」
ソチで最大の人数を収容できるのは、メインスタジアムである「フィシト」だ。ここがワールドカップの舞台になる。ここは2014年に行なわれたソチ冬季オリンピックのために建設された。このスタジアムで開会式と閉会式が行なわれた。

このスタジアムの名は、コーカサス山脈西部の山頂にちなんでつけられた。「フィシト」という言葉は、「白い頭」を意味する。スタジアムの屋根は、氷河を思い起こさせる。
1. ©Sputnik/Konstantin Chalabov/「フィシト」スタジアム
2. ©Sputnik/Anton Denisov/W杯2018オフィシャルマスコット、オオカミの「ザビワカ」くん
3. ©Sputnik/Nina Zotina/「フィシト」スタジアム
オリンピック終了後、サッカーの試合ができるように、アリーナは改修された。現在、5千席の移動式追加席をあわせて、最大で4万5千人を収容できるようになっている。2017年夏のコンフィデレーション杯の時には、グループリーグの3試合と、準決勝が開かれた。

2018年のワールドカップの際には、「フィシト」でグループリーグ4戦に加え、ベスト16と準々決勝戦が行なわれる。

2018年、ソチでは、有名な海のほとりの遊歩道で、サッカーファンのフェスティバルが開かれる。
©Sputnik/Alexander Vilf/ソチのオリンピック・パーク
©Sputnik/Alexander Vilf/ソチのオリンピック・パーク
アクセス
飛行機:ソチの国際空港は街から30キロ離れたところにある。国内外あわせて60都市からのフライトがある。モスクワからの平均飛行時間は2時間20分。

列車:毎日、モスクワのカザン駅とクルスク駅から2~4本の列車が出ている。

バス:モスクワから32時間かかる。
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