サマーラで面白いのは大きな名所だけではない。町の小道を散歩すると、たくさんの彫刻や銅像を見つけることができる。実在の人物や出来事を表したものもあれば、芸術作品や映画の登場人物を形にしたものもある。
ある通りでは、軍人ワシーリー・チャパエフが戦いに向かっており、別の通りでは、チェコの作家ヤロスラフ・ガーシェクの小説に出てくる登場人物、勇敢な兵士シヴェイクに出会える。ヴォルガ川の川べりには、イリヤ・レーピンの名画「ヴォルガの舟曳き」を題材にした、サマーラの彫刻家による銅像がある。
散歩を続けると、とても人気のあったソ連映画のヒーロー達に出会える。映画「砂漠の白い太陽」の主人公、赤軍兵士のスホフと、コメディ「車をお大事に」の主人公ユーリー・デトチキンだ。