「夫と私が知り合ったのは3年前、共通の友達を通じてでした。私たちは1年間交際し、去年9月に結婚しました。その日は9月22日で、日本語で読むと『く(9)、に(2)に(2)』、または『国二つ』となるのです。 夫の両親には私に関して、何らかのステレオタイプや心配があったと思いますが、私たちが夫の両親としばらく直接話をしたところ、共通の言葉を見出すことができました。私は夫の両親をとても尊敬しています。素晴らしい人たちで、私にとって大きな助けになっています。夫の母は、私に日本料理を教えてくれます。どれもとてもおいしいです。でも初めは、もちろん、不安でした。私たちがこれから家族を作るともう決めてから、両親の意見を尋ねる必要があったのですから。 私はもう7年間、日本に住んでいます。ですから私の両親は、私がきっとここで家族を作りたくなるだろうと、多分、察していたのでしょう。結婚式の直前に、私と夫はロシアへ行ってきましたが、両親からは何のクレームもありませんでした。ここでは民族性よりも、個人としての接し方がより大きな役割を果たしているのだと思います。 」 |
「私たちは今、7月8日の挙式に向け準備をしています。日本式の結婚式に向けた準備で、私はイバラの道を全部くぐり抜けました(笑)。私たちは、結婚式を形式的でないものにしたいと思っていたのですが、結局は、色々な都道府県に住んでいる夫の親戚の人たちをとても大勢招待したので、その人たちが不快な思いをするようなことはできなかったのです。それで、ゲストの人たちのことを考え始めると、式をどんどん『日本風にする』ことになったのです。これは悪くありませんが、日本の結婚式にはとても沢山の規則があります。私たちは、もう半年も準備しています。何もかも、分単位で時間割を決めなければなりません。これこそまさに、私が理解できない日本文化の一つなのです。あまりにも日本人は、結婚式を盛り上がらない行事にしています。それに、特に東京ではとても値段が高い。でも、別の見方をすれば、このような出来事は一生に1回しかありませんし、その後は私たちそれぞれの家族が違う国の人たちですから、こんなふうにみんな一緒に集まるチャンスはとても少ないのです。ですから、何もかも正しく行う必要があります。」 |