ロシアに残った日本兵「残ったこの片目で日本が見たい!」
ロシア欧州部レニングラード州のポギ村に、ピョートルという名の一人暮らしの年金生活者が住んでいる。もし彼が、日本生まれのタナカ・アキオさんでなかったなら、何も驚くことのないロシアの片田舎の老人にすぎない。彼は今年89歳だが、70年も日本に戻っていない。しかし故郷を夢見る気持ちは大変強い。彼を取材した記事が、週刊新聞「論拠と事実∸サンクトペテルブルク」に先日掲載された。また編集部は、彼の存在をペテルブルクの日本総領事館に伝え、彼が祖国に帰る手助けをしてほしいと要請した。