この部門では、世界レベルの腕を持つ日本のインディペンデント監督の作品が集められている。選ばれた作品は、それぞれが他を補いつつ、日本社会の現状と問題を描き出している。学生グループが一晩中貸し切ったカラオケルーム、そのドアの向こうでは何が繰り広げられているのか(「あの日々の話」)。あの日、女の子をレイプした同級生を止めなかった彼の人生はどうなるのか(「海抜く」)。路上でピストルを見つけたら、どうなるのか(「銃」)。身近な人を失った喪失感を家族がどのように乗り越えていくのか(「鈴木家の嘘」)。男女の関係をレンタルすることはできるのか(「月極オトコトモダチ」)。学校は教育なのか、ビジネスなのか(僕のいない学校」)。漫画はどうやって生まれたのか(「漫画誕生」)。閉店後の銭湯で何が起こっているのか(「メランコリック」)。