Japan Beauty Week in Russia
2019
スキンケアへのアドバイスと根拠のない神話を解明

2月18日、モスクワの在露日本大使館で3回目となるイベント「ジャパン・ビューティー・ウィーク・イン・ロシア」が開催された。今回スプートニクは、良質な化粧品とパーソナルケア、化粧品について、一般人の間ではまだ根拠のない「神話」が信じられていることから、化粧品ブランド代表からより詳しいお話 をうかがった。
Japan Beauty Week in Russia 2019
イベントはどんな形で行われたのか
昨年同様にイベントは2部構成で開催された。まずセミナーでは日本の化粧品会社代表らが自社製品のプレゼンテーションを行い、マスコミからの取材に応じた後、日本企業との協力に関心を持つロシア企業との交渉が行われた。
神話①: 化粧品は肌に有害、毛穴を詰まらせる
神話①: 化粧品は肌に有害、毛穴を詰まらせる
ファウンデーション、化粧品は肌を塞えてしまうから、皮膚の呼吸を妨げる、妨害するから良くないという - それはすごく悪い神話。また、肌は紫外線を直接浴びてしまいますので、カバーは絶対必要です。それはいいことですよ。
神戸哲也氏
日本化粧品工業連合会、国際部長
神話②: 肌に潤いを与えるのには水で十分
神話②: 肌に潤いを与えるのには水で十分
水をつけると保湿のかわりになることはいいことではない。水をつけていると、水が乾燥するときに肌の水分も一緒に含んでしまう。水で洗った後、クリームとかを塗って保湿したほうがいい。
神戸哲也氏
日本化粧品工業連合会、国際部長
神話③: 天然ハーブ化粧品の方がより良い
神話③: 天然ハーブ化粧品の方がより良い
ナチュラルのほうがいいとよくいわれますね。ナチュラルの成分は肌に悪かったり、アレルギーを起こすことがあります。ちゃんとした会社はそれを調べます。原料も、全部。
神戸哲也氏
日本化粧品工業連合会、国際部長
「サンルイ・インターナッショナル(INTIME ORGANIQUE)」社の代表者によれば、確かにハーブは優しいとよく言われるが、植物は実はうまく使わないと刺激になる。 まさに同社が長年にわたり、人の肌に対する植物性薬剤の影響の研究を専門としてきたこと、そしてそれに関わって、女性、特に妊娠中の女性の肌に合うナチュラル化粧品を促進していることは興味深い。
神話④:「商品はパラベンフリーです」 パラベンは健康に有害
神話④:「商品はパラベンフリーです」 パラベンは健康に有害
神戸氏の説明では、実際に多くの企業は、自社製品にパラベンは含まれていないと強調するが、実際パラベンのような防腐剤は非常に重要な成分で、それなしの化粧品は考えられない。
防腐剤はですね、製品が悪くならないように入れているもの。パラベンはその一つですけれど、それを入れていないと、製品自体はダメになってしまいます。少しだけは絶対必要。いらないときは − それは一回だけ使う商品。使い切りみたいなもの。使い終わるまで空気や菌が入らないよう密閉するなど容器の工夫も必要。また、菌が入ると、それは肌にも悪いし、目に入ったりすると、目が失明したりすることもある。パラベンなどの防腐剤の種類や配合できる量などの安全性の基準は厳しく決められています。
神戸哲也氏
日本化粧品工業連合会、国際部長
サンルイ・インターナッショナル社の代表は、過剰な量が製品に傾注されるとパラベンは有害で、その際に刺激の原因となる恐れがあると指摘する。 しかし、パラベン自体が有害性であるという証拠はない。
神話⑤: アジア人とヨーロッパ人の肌は互いに異なる
神話⑤: アジア人とヨーロッパ人の肌は互いに異なる
アジア人とヨーロッパ人の肌に何らかの違いがあると言うのは間違っています。肌の生理的構造(層数、細胞質など)に違いはありません。老化にはさまざまなタイプがあることがポイントです。同様に、 私達の顔はさまざまな構造をしています。 ロシア人は、日本人よりも顔の皮膚の筋肉が下垂しやすい。 日本人の肌は自力で筋肉を保つことができ、さらに単純に密度も高いのです。
ソフィア・デュピナ氏
資生堂 Senior Traning Manager
スキンケアへのアドバイス:
男性の抱える主な問題を神戸氏は「意識の低さ」と考えている。
日本だけでなく、一般的に男性は意識がまだ低い。男性はまず肌から始めたほうがいいですね。アフターシェーブの後きれいにすることはすごく大事。それは仕事にも影響することですよね。念を入れていただきたい。
神戸哲也氏
日本化粧品工業連合会、国際部長
興味深いことに、資生堂の「Senior Traning Manager」ソフィア・デュピナ氏によると、以前は8ステップのスキンケアが行われていた。資生堂は現在、これを単純化し、3ステップに移行した。
① クレンジング: 保湿機能を有するクレンジングフォームで肌の汚れはとれる
① クレンジング: 保湿機能を有するクレンジングフォームで肌の汚れはとれる
興味深いことにフォームはどんな水も中和させ、浄化いします。そのため都市によって水質が異なっても、どんな水を利用するかはまったく重要ではりません。
ソフィア・デュピナ氏
資生堂 Senior Traning Manager
② 柔軟剤: その名の通り、肌の表層を柔らかくする
② 柔軟剤: その名の通り、肌の表層を柔らかくする
柔軟剤の効果でその後に使用されるすべての化粧品は、クリームやセラム、その他に関係なく、すべて肌の奥深くまで浸透します。これは、化粧品の使用後に最大のプラス効果をもたらす唯一の方法ですよ。
ソフィア・デュピナ氏
資生堂 Senior Traning Manager
③ クリーム: より心地良いと感じることで選ばれる
③ クリーム: より心地良いと感じることで選ばれる
濃厚タイプを好む人、すばやい吸収をいいと感じる人などそれぞれ異なります。油性肌だからといってクリームは使えないとあきらめるのではなく、ウォータージェルベースのクリームをおすすめします。目や口周り用のクリームなどは、希望や必要に応じ、個別に加えることができます。
ソフィア・デュピナ氏
資生堂 Senior Traning Manager
イベント参加企業:
1
「ぺガス-HC」(ヤーマン)
「ぺガス-HC」(ヤーマン)は、超音波マイクロバイブレーション、EMSリフティング、LEDセラピーなどの先進技術を使用した洗顔機器を専門とする企業。
2
サンルイ・インターナッショナル社
サンルイ・インターナッショナル社の森田敦子氏は、喘息やアトピー性皮膚炎の治療といった困難な経験をした女性で、今日では「太陽が昇る地」で植物療法の方向性をリードしている。森田氏はまた、日本の「Au sein de femmes」の共同創設者でもあり、乳がんとの闘いで活動している。彼女の著書『Understanding Cosmetics by Reading the Ingredients Labels(成分ラベルを読むことによって化粧品を理解する)』を推薦する。
3
「JAPAN TOOL SERVICE(Dr.Feriz)」社
「JAPAN TOOL SERVICE(Dr.Feriz)」社の製品は、皮膚科医によって開発された医薬品に基づいており、火傷への応用も推奨されている。製品の最大の特徴は、化粧品やスキンケア製品、ヘアケア製品に使用されている葉緑素の利点を強調していること。
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+ この他に昨年に引き続き「I.Pluna (くびすじ美人 Beauty of JAPAN)」、「 カネボウ(KANEBO、SENSAI)」、「資生堂」が参加し、合計6社がPRを行った。 昨年のイベントの開催の様子や参加企業について知りたい方は、ここをお読みください。

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